次の参考書は、『英文読解の透視図』篠田重晃 玉置全人 中尾悟 著(研究社)です。

Challenge 問題1 私の訳文
晴れた日に、山頂から見下ろす下界の眺めは、とても明瞭である。周りの山々、谷、川、町、農場、森を簡単に見分けることができる。(a)現在から時を隔てた過去を記述する歴史家は、山の上から世界を眺めることができる。自分たちが見たものについて、完全に意見が一致する歴史家は二人といないのではあるが。しかし現代を専門とする歴史家には、過去を見渡すような山頂が存在しない。実に彼らは、しばしば、森深くをさまよっているかのような感覚になる。木々は見えても、全体としての森が見えていないのだ。それでも、どうにかして、我々の時代を研究する歴史家や政治学者たちは、現在を導いた画期的な出来事を突きとめるべく努力しなければならない。(b)彼らは、現代における、無数の出来事の中から、最も重要であると思われ、現代史の謎を解く手がかりを与えてくれるものを選び取ってこなければならない。(c)その幾つかの、過去に対する理解が、我々が立っている地点を教えてくれ、未来の森を通り抜ける道を示してくれるのだ。
間違った点・ごまかせているけど本当はわかってなかった点
- although 節中の would は仮定法 断定を避けている。not … completely 部分否定 「完全にというわけではない」
- some clue 数えられる名詞単数形についた some は、「幾つかの」ではなく、「何らかの、ある」some sugar 数えられない名詞についた some は、「いくらかの、多少の」
- 文頭の For は、接続詞。「というのは、...だからである」
(c)の文、主語がない!と思えた分、主語述語探しができるようになってるように感じます。For only some で区切ってみたりして、ごまかしました…
訳例
(a)遠い過去のことについて書き記す歴史家は、自分の目にするものについてどの2人の歴史家の意見も完全に一致するわけではないだろうが、山の上から、そういった過去の世界を見ることができる。
(b)彼らは、最近起こった無数の出来事の中から、最も重要であると思われ、現代史の謎をとく何らかの手がかりを与えてくれる出来事を選ばなくてはならない。
(c)というのも、過去を多少とも理解するだけで、われわれが今どの地点にいるかを知ることができ、将来、森を通り抜ける道がいくつか与えられるからである。
本当に久しぶりに、長い文の和訳をやった気がします。けっこういい線いってるのではないかと自己満足です。少なくとも、もんじゃもじゃにはならなくて、良かった… challenge 問題は24まであるんですが、私は全て訳すことができるでしょうか?どきどき。
前回、クール勉強法なるものを思いついたのですが、聞いていただけますでしょうか。というか、なんてことはないのですが、初心者が自信がつくまでの期間、自分はまた投げ出さないだろうか とか、いい年して何してるのかしら とか 自分を盛り下げてしまいがちなところ、いやいや勉強してる私、すっごくかっこいいじゃない!美味しいコーヒー片手に賢そうな横顔でいきましょうか私!と、思ってみる、クールな自分勉強法。…楽しい。
〈今回のアイキャッチ画像は、UnsplashのPriscilla Du Preezが撮影した写真です。〉